2007年02月07日

前世へGO!!

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すっかりおなじみの昭和タイトルシリーズ、
さかのぼるまでもなく新作映画に「昭和」がありました。

『バブルへGO!!』っていうか
阿部ちゃんのケータイがありえないほどデカいんですけど。。。
15年前はこれが普通だったんだから、時代ってすごいよね。

否。
時代はバブルどころじゃありません。
昭和通り越して、前世までさかのぼっておりますよ。
前世ブームらしいですよ、今。

「前世」が「ブーム」って。
前向きなのか後ろ向きなのか、ちっともわかりません。

そんなこんなで最近の話なんですが、
「トンボさん、スピリチュアル・カウンセラー知りません?」
今年に入って、ものすごく頻繁に聞かれるのです。

いや去年もね、似たような話はしてたのよ。
でもそれはあくまで友人間の話。
それが今年は、プライベートな話すらしてないような
顔見知り程度の人からふと、そう質問をされるのです。

ひょっとしてワシ、へんなスピ臭出してる・・・???
と一瞬不安になりましたが、要はそれだけスピの裾野が
一般的に広がったということなのだ、と最近気づきました。

でね。そういう人に限ってこう言うのです。
「すごく興味あるんですよ。前世占い!!

・・・ひょっとしてアナタ、
己の前世に対して過大な期待をしてるんでない?
と思ってしまうんですよ。

確かにタロットや星占いよりも
前世や守護霊って「自分に直リンク」なぶん
確かな答えが得られるような気分になるんですけどね、
たぶん思ってるほどドラマチックじゃないと思いますよ。前世。

「オーラの泉」に出ている芸能人はまあ、普通じゃないです。
だって、前世や守護霊の話だけで1時間番組ができるもん。
一般の人でスペシャルな過去を持つ人はそういないですから。
これ、去年いろんな人のセッションに立ち合った結論。

実はですね、ワシもレディMにみてもらった時、
ひょっとして死んだ父ちゃんの話が聞けるかも〜
とか密かに思ってたのですよ。
わりと若い時に亡くしたもんで、
さぞや心残りがあったろうと想像していたし。

で、実際にセッションの最後のほうで
「後ろのほうから、顔出してきた人がいる」とレディM。
容姿を聞くと、いかにも父ちゃんらしい。興奮するワシ。
「何か、何かメッセージは言ってますかっっっ!!!」

「いや、特に何も」


・・・・・・・。

レディMによると、後ろの人達は入れ替わり立ち替わりしていて
何か言いたい人は自分から前に出てくるし
特に言いたいことのない人は黙ってそこにいるだけらしい。
ワシの「後ろの人」達は父ちゃん含め、
特に言いたいことはナッシング。ということだそうだ。

・・・ま、現実はこんなもんですよ。

だからあの番組を見て
「前世や守護霊をみてもらったら人生変わる!」
とかあんまり思わないほうがいいんじゃないかな〜
と思うんですけど、へたに仲良しじゃないもんで
どう伝えたらいいのか悩む今日この頃・・・

ちなみに海女んちゅの「後ろの人」は
本人同様かなりのおしゃべりだった、ということだけ
最後にお伝えしたいと思います。


posted by トンボ2世 at 01:00| Comment(4) | TrackBack(0) | スピ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

スンダリけったり

先日、ふと我が家の本棚を眺めてみたら
棚の半分がスピ本で埋め尽くされていて、がく然としました。
『世界のパワースポット』『前世療法』『イタコとオシラサマ』
『美輪明宏 しあわせの法則』『チャクラヒーリング』『うわさの神仏』…

やばいなあ、初めて来た人がこれ見たらイッちゃってると思うよなあ〜
早いとこ海女んちゅに流さないと男子呼べないっス!いやん

しかし、これだけ揃えても、ちっともスピ人になってないのはどうしたことか?
興味はあるのだ、もちろん。
仕事でこんながんばって本読んだりしないのに(それは間違ってるが)
読んでも読んでも言葉が上滑りして、直視していられないあの感じ。
ハマらないのがわかってるのに、また買ってしまうこのアンビバレンツ。。。

単なるこわいもの見たさだったりして?

そんなこんなで懲りずに先日また買ってしまいました。
「Sundari(スンダリ)」
「魂が歓喜するスピリチュアル・ヒーリングマガジン」だそうです。
トリニティといい、この手の雑誌はどうしてこう必要以上に大きく出るかね。

つうかスピ以前に松雪泰子の表紙にやられた、というのが正しい。
すごいインパクトです。全身きらんきらんの黄金です。
松雪泰子の金粉ショーです。

「美と富の女神・ラクシュミー(吉祥天)の化身」というテーマらしく
シルクのストールをまとって踊る松雪サンのグラビアは、
それはそれは神々しいほどに美しく、思わず柏手を打ってしまうのですが。

それにしても松雪サンってそんなスピな人だったっけ?
「『キリストのヨーガ』と『解脱の真理』を読んだら心が自由になった」とか
「ヴェーダレイキやフルフィルメント瞑想を学んでいた」とか
直球ど真ん中のドスピ発言を連発。なんかなあ〜ちょっと意外だなあ。

まあそれはいい。問題はその後ですよ。
「あなたの前世がわかる誌上セラピー」という特集があって
チャートにYES/NOで答えていくと、あなたの前世がわかるっていうんです。
どう考えても、よくある心理テストなんですが・・・

ワシ、ドイツの農民だそうです。

ベランダで野菜育ててますが何か?

しかし中世ヨーロッパのお姫様とか、平安貴族とか、アラブの王様とか
他はどれも雅な前世ばかりなのに、なぜドイツだけ農民?
ファーマーとか豪農とかじゃなくて、なぜ農民?

しかも、解説文によると
「野菜で言うとジャガイモ」、だそうです。

・・・なぜ680円払ってジャガイモに例えられなければならんのか・・・
こんなことならいっそ、ビールとかソーセージとかにしてほしかった・・・

なんかどうにも納得いかない気分のまま
後半に収録されている荻野目慶子と須藤元気のロングインタビュー
という世にもおそろしい記事を読むべきか、真剣に悩んでおります。

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posted by トンボ2世 at 03:00| Comment(7) | TrackBack(1) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

サムライ・ガール

とあるオフィスでデスクワークをしていて
なんとはなしに両肩を上下させたら

「なになに、なんなの? なんで今肩すぼめたの?
感じたの、ねえ感じたの?? オーラの泉見てるの????」

と、はすむかいに座っている男子に異様にビビられました。
いや、単に肩が凝っただけですけど何か?

大変不本意なことだが、時々こういう疑惑を持たれることがある。
「こういう疑惑」というのはつまり、
「トンボは見てはいけないものを見ているのではないか」という疑惑だ。

向かいに座っていて、壁をぼんやり眺めて遠い目をすると
「なに? なに見てるの? 何がいるの?? オレの後ろ見んなよ〜!!」
と悲鳴をあげるのは、たいてい男子である。

フン、だからワシは何も見えてねえっつってんのに。
こういう人の話を聞かないヤツには、わざと背中のほうをぼんやり見ながら
「ケガには気をつけてね・・・」などと意味深な言葉をかけることにしている。

なぜこんなことになったかというと、飲み会の席で言った昔話がきっかけだ。
どういう経緯でそんな話になったのか覚えてないのだが、
小さい時、部屋に生首が飛んでいてね、という話をしたのだ。

物心ついた時から、家の中で知らない人によく出くわした。
紺色の着物を着流した、ざんばら髪のお侍さんが
廊下の隅で頭を垂れてぼんやり立っていたり、家の中ですれ違ったり。
夜中、ふと目が覚めると白い着物姿の女の人が足下に立っていたり。

一番多かったのが、部屋の中に飛んでいた生首。
生首っていうと生々しいが、要は頭だけがフワフワと浮いているというか
風に乗って自分の頭の上をフワーッと通り過ぎていくような感じ。

今考えても、こわいと思ったことは一度もなかった。
なにしろ、物心ついてから気づけばそこにいるわけだし、
特に何か語りかけてくるわけでも、悪さをするわけでもないので
自分にとってはごく当たり前の景色。
それに、みんなにも同じように見えてるんだ、と思いこんでいたのだ。

そうこうするうちに中学にあがったら
その頃の女子ってホラ、怪談話好きでしょ。
「昨日、白髪のおばあちゃんに足をつかまれた」とか
「金縛りにあって、おそろしい声が聞こえてきた」とか
そういう話をヒヤヒヤしながら聞いていて、

はら、ワシが見ているのは死んでる人だったわけ? 
とようやく気づいたわけだ。

でもワシが見たのはそんなおとろちー人たちじゃなかったし
話に聞く幽霊と、自分が見た人たちにギャップがありすぎて
自分が見ているのはきっと気のせいだろう、という結論に到達。
そして「幽霊ってこわいんだ」という意識が生まれたのと同じ頃
だんだん家で見ることも少なくなり、そのうち全く見なくなってしまった。

ひと言でいえば
処女少女の妄想
ってやつですね。

しか〜し。
話を聞いた人はどうも「落武者の生首が飛ぶ部屋」という
言葉のインパクトが先行してしまうようで
それ以来、「トンボ=生首」というありがたくないイメージがついてしまい・・・

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霊感強いように思われて、勝手に怖がられて困るんだよね〜なんてな話を
なぜかヌーヨークの、なぜかしゃぶしゃぶ食べ放題の店で話していたのだが
その時いっしょだった海女んちゅの友人ウラジミールの
ダンナでカメラマンのアレキセイくんに

「それってそれって・・・ラスト・サムライだよねっ!!!」
キラキラした目で見つめられました。

おりしも、あの映画が封切られたばかりの、雪のヌーヨーク。
いや、単なるサムライつながりですから、それ・・・

全くなんで勝手にイメージふくらませるのかね、男ってやつは。とほほ。

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posted by トンボ2世 at 22:30| Comment(5) | TrackBack(0) | 軽くオカルティー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月19日

パックン厄ックン

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1月にして、既に1年の計が崩壊しつつあるトンボです。とほ。

1月といえばアレですよね、
1年で一番、運勢について意識する時期ですよね。

「2007年は12年に1度の幸運なんだって!」
「今年は本厄だからな〜引越やめようかなあ」
いろんな人がいろんなことを言っておりますがね、

12年に1度の好運期だけど大殺界
みたいな頭が混乱すること、やめてくれませんかね。。。

そういえば厄年って、そもそも起源自体がわかってないんですよね。
陰陽道で「災難が降りかかる年」として、平安時代にはあったらしいですが
根拠もわかんないのに今でも信じられてるなんて、日本ってホント不思議。

まあワシ的には、厄年にあたる時期は大きな責任を負っていたり
疲れが出やすい時期だから十分気をつけてね、ってことで
占いと同じで「天気予報みたいなもの」と思ってます。

それに厄年はけっこう好きですよ。
だって何でも厄年のせいにできますからね。
ケガすれば「厄年だから」、仕事に失敗しても「厄年のせい」
うまくいかなくて当たり前、うまくいったら超ラッキー!
そんな風に思えばそりゃーもう気楽、気楽。

ま、後厄があと3日で終わるって時に大事件が起きまして
身ぐるみはがされたりもしましたがね、ふっふっふっ

そんなこんなで今年はなぜかまわりに厄年の人が多いので
なんとなく厄払いグッズってどんなものがあるんじゃろ、と探していたら
こんなの見つけました。

厄よけ厄ックン

厄ックンってオイ。

『時効警察』とか『サプリ!』なんかに出てきたそうですね。
亀梨クンが持ってたんですか。知りませんでした。
神様だって仏様だってクリスマスだってバレンタインだって
それはもう節操なく受け入れてきた日本ですから、まあアリでしょうが。

エンジェル厄ックンはいかがなものか。
ナニか、厄災よけグッズは恋のキューピッドまでしてくれるのか??
どこまで行くんだ、現代人の開運欲!

と思っていたら・・・同じサイトにもっと気になるもの発見!!!

UFO&宇宙人探知機ユータンレーダー
ええ、ええ、もちろん矢追純一監修でございます。
以前ご紹介した「ばけたんストラップ」の会社が作ってます。
本格派です。

「この人、宇宙人かな?」という人にボタンを押してもらってください。
本物ならヒュンヒュン音がします。
ぜひ購入して、あの人に試してみようかと思っています。
posted by トンボ2世 at 20:47| Comment(0) | TrackBack(1) | スピグッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月16日

おじゃまします

久々の海女んゆプレゼンツ。
いや別にスピネタじゃないんですけどもしもどおどろ…
いろいろワケありまして、1/16〜28まで高円寺のカフェギャラリーでグループ展をしてるんですわ。詳しくはコチラ→

いろいろワケありまして、新しく絵が描けなかったもんですから…なぜか「とんスピ展」みたくなっちまいました。
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とんスピのイラスト52枚をずら〜〜〜っとスダレ状にしてみました。
ま、原画ってワケじゃないですけども。
他の方々はちゃぁんと絵を描いてきてるんですよ。
しょーがないんでアタクシ数で勝負してみました。
あと、ポストカードやらカレンダーやらグッズ販売コーナーを作っていただきました。
そこで「トンスピ冊子」も販売してます。
vol.1からvol.6まで出てまーす。お近くの方はぜひ!
つーかウチの近所なんで呼び出してくれたら5分で行けます。

おじゃましましたー
posted by トンボ2世 at 11:06| Comment(3) | TrackBack(0) | 海女んちゅプレゼンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月13日

アフロディーテと呼ばれたい

妹フィーゴに江原氏の本を送りつけてやりました、トンボです。
まいど。

さて、12月に噂の「スピコン」に出かけた話は以前いたしましたね。
あまりのあやしいにぎやかな会場で途方に暮れたワシですが、
それでもけっこういろいろチャレンジする気だったんですよ。

なんせ、スピ系のワークショップとかサービスとかって
素人にとっては何がどうだかさっぱりわからないんですよ。
やれアチュアメントだのレメディだのハイアーセルフだの言われると
つい、カタカナばかりの広告代理店の企画書を思い出しちゃうんですよ。

「線はイキでここはシニ、明日の出張はアゴアシマクラ」な業界のワシは
コンピタンスってコンピタンスって自分で言ってる意味わかってんのかよ!
そんなお前はイグノーベルだよ!と、つい毒づきたくなります。

というわけで何ができたかというとですね、オーラ写真ですね。
自分のオーラを写真で撮れるってやつ。結局は目に見えるものに走るワシ。

暗幕とストロボに囲まれたスポットで、イスに座って写真を撮る。
写真スタジオなどでよく見かけるスタイルですが
ひとつだけ違うのは、イスの左右に設置された手形マシーン。
手の形をかたどったその機械に、両手を載せた状態で撮影するんです。

解説によるとこれは「数人のオーラ透視者による診断と照合し、
研究・開発されたオーラビジョンカメラ」というもので、
「手のひらを通して得られる体内の電磁波を増幅し、
色に変換してオーラの状態を再現する」システム。

この時点で、既にツッコミどころ満載ですが、
「いちいち考えると何もできんから・・・とりあえずやってみるか」
まずは海女んちゅさんがチャレンジ。

「これだけきれいな緑が全面に出ている人は、今日は貴女が初めてです!」
係の人が驚くほど、それはきれいな緑色のオーラがクッキリと写っていました。
「ほら、やっぱり緑だよ!」
「レディMが言ってた通りだね」

そう、ワシらはサイキックのレディMにオーラを見てもらったことがあるのです。
(どうもオーラの見え方というのはいろいろあるらしく、
江原氏とは見方が違うようだが、それはまた別の話)

その時聞いた海女んちゅさんの一番強いオーラの色は、緑。
その通りに緑が写真に現れたもんだから、
これは面白い!とワシも撮影してみることに。

「まあこれもすごいですねえ〜くっきりと出てますよオレンジが!」
そうかそうかやっぱオレンジねオレンジ・・・・・

ん?オレンジ??

あわててレディMの鑑定メモを読み返してみると、
ワシのオーラは青と緑のミックス。
青緑どころか、ビーチに行きたくなるよな太陽色ですけども・・・?

ト「それにしても、なんでこんな風にオーラが写るんだろね」
あ「オーラを見られるスタッフが、フィルターみたいにかぶせてるとか?」
ト「あのおばちゃんがか?」
あ「ないよなあ〜どう考えてもバイトだよなあ〜」

ト「でも、<<フィルターかぶせてる感>>はありかもよ」
あ「色は違うけど、形は同じなんだもんなあ。
 こうもっさりと、こんもりとしたこの形はまさに・・・」

2人「・・・アフロ・・・・

最近でいえば鈴木紗理奈みたいな。
そんなふっさふっさの特大アフロの間抜けな写真、2000円ナリ。

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posted by トンボ2世 at 10:40| Comment(4) | TrackBack(0) | とんスピ・アクション編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

はまりやすい人の経済効果

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます〜。
皆様、どんな正月を過ごされまして? え、そんな過去のことは覚えてないって? 

さて、海女んちゅさんが房総の実家で肉体労働に励んでいた頃
ワシはふぐの国に里帰りしてまいりました。

こう見えてもワタクシ、美人三姉妹の次女でございます。
三姉妹といえば「美人」とつくのが当然です。
そしてワタクシはわかりやすくいえば若草物語でいうところのジョー、
ポッキー四姉妹でいえば牧瀬里穂、的なポジションということです。

そんなことはどうでもいいんですがね、
上も下も長男の嫁なもんで、体があいてる次女くらいは里帰りしてやるかと
毎年いそいそと帰省しているんですが、

今年はどういう風の吹きまわしか、姉ネリゴと妹フィーゴが唐突にやってきて
元旦に家族全員がそろってしまいました。
特に妹のフィーゴとは家が近いわりには、普段ほとんど接触がないので
考えてみれば、ゆっくり話をするのは2年ぶりのこと。

しかし、ここぞとばかりにしゃべり倒すフィーゴの言動に
異変を感じるまでそう時間はかかりませんでした。

フィーゴ「ネリゴ姉ちゃんは前世ぜったいオランダ人だったんだよ!」
トンボ「・・・はあ??」
フィーゴ「だってネリ姉ちゃん、ハウステンボスにはまってるんでしょ?
 それって絶対オランダ人だったからだよ!」
ネリゴ「ああ、確かに!なんでかわかんないけど好きなのよねえ〜」
トンボ「いやいやいや」

フィーゴ「それにさ、ドリカムの吉田美和もさ、歌う時によく首ふってんじゃん。
 あれってぜったい前世がインド人だったからだよ!」
ネリゴ「ホントだ! いつもくねくねさせてると思ったら〜」

トンボ「・・・・フィーゴ、ひょっとしてアンタ・・・オーラの泉見てる?」
フィーゴ「もちろん! 江原さんの本も全部持ってるもん

ああ〜〜〜そうだったそうだった
こいつは昔から感化されやすいやつだった

社会人になった時、それまでふぐの国を出たことのなかったフィーゴは
いきなり東京勤務になって完全にとっちらかってしまい
上京と同時に新興宗教にはまったのでした。

なんとか脱会させようと家族総出で説得した時に、やつが吐いた名ゼリフ
「姉ちゃんにはサタンの血が流れちょる!」
今では我が家の定番ギャグです。
(ex.唐揚げを横取りしようとすると「その手にはサタンの血が流れちょる!」など)

まあそれに比べれば、スピにはまるなんぞかわいいもんでしょうが
ドライブ中に青信号が続けば「これは偶然じゃなくて必然よ!」
なつかしい友達から珍しく年賀状が届けば「これも必然ね」
初詣で人が多ければ「何か意味がある」、箸が転がれば「何かメッセージが」

おのれは必然バカか! 

と言いたくなるような有様なわけですが
しかし年1冊も本を読まないフィーゴに本を大人買いさせるという意味では
江原氏の経済効果ってすごいのね〜と痛感したニューイヤー。

今年もおもしろくなりそうだ・・・

余談ですが
「じゃあキミは前世ネズミだったんだね」
とダンナに切りかえされたフィーゴは
毎月ディズニーランドに通っています。

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posted by トンボ2世 at 15:10| Comment(4) | TrackBack(0) | スピな人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月31日

天使は今でもアイ・エヌ・ジー

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クリスマスが終わった途端に、佐野厄よけ大師。
そんな日本が意外とキライじゃないトンボです。
みなさま楽しいクリスマスを楽しまれましたか?
ワタクシは刺身を食べまクリマクリスティ。(死語)

さて、そんなクリスマスに気になるニュースを見つけました。
天使を信じる81%、サンタを信じた86% 米世論調査

 AP通信とインターネット大手、AOLが米国の成人を対象に実施したサンタクロースに関する電話世論調査で、サンタがプレゼントを運んでくるという伝統について、47%がクリスマスの宗教的な意義を損なうと答え、宗教的意義を後押しするとした36%を上回った。86%が子ども時代にサンタを信じたと答えたが、白人は91%、非白人72%と差があった。

 サンタがこの時期の休暇に果たす役割の大きさについては51%がとても、またはある程度重要と答え、あまり・全く重要ではないの49%と意見が分かれた。サンタを信じるのをやめた年齢の最多は10歳の18%、平均は8歳だった。

 一方、天使の存在を81%が信じると答え、信じないのは18%にとどまった。


「サンタを信じるかどうか」というメインテーマはこの際どうでみもよろしい。
問題はサラッと流されている最後の1行です。

天使の存在を81%が信じると答え

どうですかお客さん。
アメリカ人の8割が「天使はいる」と思ってるんですよ。
サンタは「信じてた」のに、天使は「信じてる」んですよ。
ingなんですよ。

「天使なんていないよ」と言った日には
「ハア?何言ってんのアンタ?天使はいるじゃん。ほら、そこに」
くらいの勢いで返されるってことですよ。

宗教的な意味合いが強いんでしょうけど、
こういうアンケートをすること自体が異国って感じしますねえ。

ちなみにこれって
「キミはボクのかわいいエンジェル」とか
「お恵みを〜、エンジェル様〜」とか
「銀5枚で金のエンゼル」とか
そういうのもカウントされるんでしょうかね。

ていうか、サンタとエンジェルが同列なんですね。

というわけで、とんスピ2006年の更新はこれにておしまい。
みなさま、よいお年を!

posted by トンボ2世 at 17:00| Comment(6) | TrackBack(0) | スピ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

すぴこん突撃隊!

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いずれ行かねばと、かねてから思っておりました。
スピ入門を標榜するならば、決して避けて通れないあそこと言えば・・・
そう、すぴこんであります。

正式にはスピリチュアル・コンベンション。いわゆるスピ系の見本市ですね。
サイキックやらヒーラーやらカウンセラーやら占い師やらが一同に介し、
グッズも即売。無料のセミナーやワークショップもあり。

スピには興味あるけど、実際のところどんな感じ?という
ワシらのようなビギナーにとって、すぴこんは願ってもないイベントなわけです。

全国展開のすぴこんは、東京でも2ヶ月に1回のペースで開催されているので
ようやく先日、海女んちゅと蒲田の大田区産業プラザ(しぶっ)へ行ってきました。
出店ブースはなんと150近く!

当日、待ち合わせ場所に行くと、
海女んちゅさん、なぜかアイメイクばっちり。
「だって占い師とかヒーラーとかいっぱいいるわけでしょ?
負けちゃいけないと思って

キミは何と戦うつもりなのだ・・・

とにかく中へ入ると、すでに会場は人だかり。
まずは軽く1周して様子を見ようということになったのだが

入口付近で既にエンジェル山盛り。
その先では、インディオによるとうもろこし(!)占い
奥ではイスに座って目をつむった人達が、本気のレイキ中。
向かいでは、机をはさんで向かい合う2人がダウジング中。

パーリードレスに星のスティックを振りかざすヒーラーがいれば、
こっちに「地上の女神」、あっちに「ミカエル」。
しまいにゃ発泡スチロールに水晶が埋まったピラミッドハァットをかぶって
「医学的に証明されてないんですけどね、ウツ病も治るみたいですよー」

・・・いやあ〜

なんだここ。

海女んちゅさんがアイメイクしてきた理由がよお〜くわかりました。
想像以上です。わけわからんです。クラクラするとです!

「ぜい、ぜい、ぜい、やられたよ、完全にやられました隊長・・・」
「ううむ、とにかくランチしよう。コーヒー飲んだら、アタック」
「らじゃ」

というわけで喫茶店で作戦会議。
しかし、ひと呼吸置いて再び入った頃には輪をかけた混雑っぷり!

アロマにインセンス、お経に呪文に「いらっしゃいませ〜」
いろんな音が聞こえる。いろんなにおいがする。
悩みや欲望や好奇心やいろんなものが渦巻いて・・・

どぅぉぉぉぉぉぉおおお〜!

「たたた隊長ワシだめっす」
「落ち着けトンボ!カームダウーン ライドオーン」

結局、海女んちゅさんの励ましも虚しく、
無防備で出かけてしまったワシはヒーラーに囲まれキリモミ状態。
あえなく撤収となりました。
ワシはなんのために1500円を払ったのか。。。

次回行く機会があるならば
ふだんしたこともないようなバッチリメイクで
最前線に向かおうと思うトンボでありました。とほほ
posted by トンボ2世 at 12:40| Comment(7) | TrackBack(0) | とんスピ・アクション編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月17日

闇から闇へ、サバー様

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前回の海女んちゅさんの「やおつり」で思い出したんだけども、
うちの地元・山口にもサバー様という不思議な風習があるんですよ。

毎年夏になると、馬に乗った侍の姿を模した、けっこう大きなわら人形が
北から南へ、村から村へ、闇から闇へ、
誰かがこっそり拾って、こっそり捨てていくんです。

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サバー様を見たら、どっかへ運ばなきゃいけない。
しかもしれを人に話しちゃいけないらしいです。
意味がわかりません。

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わらにひっかかって落馬したために、敵に殺されたサムライの弔いとか
夏に発生するウンカをはらって、豊作を願う虫送りの風習とか
いわれはいろいろあるようですが、
サバー様がいい人なのかそうでないのかすらわかりません。

こんなイベント、アリなんでしょうか。。。??
ま、要はそこにサバー様があるから運ぶだけ。
歴史なんてそんなもんです。

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どこから来て、どこへ行くのかわからないけれど
夏になるとまた新しいサバー様が出回って
いろんな人の手で確実に南下していきます。

謎すぎて、地元の人も口にしない奇祭・サバー様。
見かけた方はぜひご一報ください。

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posted by トンボ2世 at 09:33| Comment(4) | TrackBack(2) | うすくフォークロア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月14日

回し回されゴンゴチー

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先日、千葉出身の海女んちゅさんから
やおつりという行事で実家に帰ってきた、という話を聞いたんですよ。
やおつりってなんだべさ?と思ったら、家を移る→やうつり→やおつり
要は家を新築する時に、近所の人を呼んでやるお祝いのことらしい。

以下、海女んちゅさんのミクシイ日記。
*****************************************************************

「ゴチソウ食べて酒のんで歌うたって…いわゆる普通の宴会です。
「ケさー」「ケおー」の猛攻撃だけど。(※ケ=食え)

で、クライマックスに始まったのが…
家主の腰にヒモを回し、そのヒモから放射状に何本もヒモをくくって、
その先を持ったおばさん達が、何やら不思議な節回しの歌を歌いながら家主の周りを回りだす。
真ん中の家主は上下に激しく揺さぶられ、そしてぐるぐる回される。
カゴメカゴメ状態だ。

実は数年前に建て替えをした時、白浜の人間ではない父がターゲットになって、
真っ赤になりながら回されてました。
今回も父が…と思っていたら直前に姿を消しました。んにゃろー

「やおつり」ってのはお祝い全体の名前ですが、
この回される儀式の名前がわかりません。
名前もわからないし、意味もわからない…

男性はあまりのカッコ悪さに逃げ出す人が多く、
奥さんがターゲットになってしまうのがほとんど。

白浜の奥様たちの間では、
「もう回された?」
「あたし去年回されたのー!はずかしー」

という会話が普通に飛び交っているのであります。 」

********************************************************************

千葉っていい国だよねえ〜。

そんな話を聞いて、そういえば小さい頃によくばあちゃんから
「はよう寝んと、ごんごちいが来るど〜」
とよく言われたのを唐突に思い出しました。

ごんごちい、ごんごんじい、ごんごち、呼び方はいろいろですが
大人に「ごんごちいが来る」と言われた日にゃあ
おっとろしくておっとろしくて震え上がったものでございます。

なんやかんや言っても、まだまだフォークロアな日本です。
悪い子はいねがあ〜。
posted by トンボ2世 at 01:20| Comment(7) | TrackBack(0) | うすくフォークロア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

生まれ変わりっていうか

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最近「フラガール」のダンスシーンで号泣しました
群舞大好き、トンボです。蒼井優おそるべし。

そんなこととは無関係でアレですが、先日こんなニュースがありましたね。
「できる人間に生まれ変わる」中2飛び降り自殺

ネットのニュースで読んだだけなんで、詳細がよくわかりませんし
自殺の問題については難しすぎてコメントしづらいんですがね、
このニュースで感じる点がひとつ。

そもそも生まれ変わりだの輪廻転生だのという理由で
自らの命を絶つバカモノというのは
今に始まったことではないですよね。

自殺する理由は置いといて、
自殺するってのは確実に他人に迷惑をかけたり不幸にする行為ですからね、
そこはあえてバカモノと言わせていただきますけどね。
残された者の苦しみを想像してみやがれってことですけどね、

ともかくワシが言いたいのは、自殺そのものではなくて
今回の事件をきっかけにスピ・バッシングが起きそうな気配のほうです。

ニュースによると、中2の子は数日前にスピ系の番組を見て
「いい人間に生まれ変わる」という遺書を書いたらしい。
このスピ番組ってどうみてもオーラの泉だと思うんですけど、

江原さんも美輪さんも常に
「死んだから楽になるわけではない」「簡単に生まれ変われるわけではない」
と言い続けているわけなので、その子がちゃんと話を聞いていたとは思えないですね。
生まれ変わりの話は単なるきっかけじゃないのかなあ。

それよりもこう、なんというんでしょうかね、今回の事件で
「ほら見たことか」というか
「生まれ変わりという概念を助長している」ということで
江原氏、美輪氏に非あり、みたいな空気を感じるんですよ。

ワシはお2人が良いとも悪いとも言える立場にありません。
だって、生まれ変わりがあるかどうか、霊がいるかどうかすらわかんないですもん。

でも、ブームというのはささいなことで流れが変わるものです。
最近少し熱すぎるんじゃないか、と思うスピ人気が
今後どうなるのか、気になるところではあります。

覚悟して腹すえてテレビに出てると思うけど
オーラの泉でお2人は何かコメントするのかな。

個人的には「生まれ変わり」とか「リセット」とかいう考え方には違和感があって
「生まれ変わったら何になりたい?」という飲み会定番の質問に
「ていうか生まれ変わりたくない」とシラけるコメントを繰り出していたワシですが

とりあえず、村民の多くが前世の記憶を持つ
「生まれ変わりの村」が中国にあるらしいんですよ。
ちょっと行って話聞いてみたいなあ〜というのはありますけども。

自殺が増える年末、みんな頼むから元気でね。(珍しくマジ)
posted by トンボ2世 at 00:01| Comment(5) | TrackBack(0) | スピ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月05日

ピンクなモーツァルト

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ごぶさた失敬。
そんなこんなで世間のご多分にもれず
「のだめカンタービレ」にハマりまくっているトンボです。
ピアノ弾きてぇ。ぎゃぼー。

で、先日のドラマを見ていて
モーツァルトって言えばピンクなんですよね〜イメージとして」
と、のだめが言ってました。

聖子かよ。

というわけで娘・沙也加も再デビューしたことだし
今回の「昭和タイトルシリーズ」は松田聖子、1984年のナンバーでございます。

ピンクのモーツァルト ねえ感じてる? 高まる胸のモデラート
ピンクのモーツァルト ねえもうじきね 揺れる音符が飛び散れば
はなやかな淑女〜♪

ってこんな歌詞が30代半ばで書けた松本隆、アンタってすごいよ。。。

とにかく、今も昔もモーツァルトと言えばピンクなんでしょうかね。
「ここはピンクなはずなのに、あいつったら青緑の音をぶつけてくるんですよ〜」
とかいう会話を普通にしてるんですかね。音楽家というのは。
ワンダーランドです。

しかしモーツァルトはよしとしましょう。今年は生誕250年ですしね。
そういう数え方でお祝いするっていう感覚もよくわかりませんが、
とにかく問題はピンクですよ。

ピンクってさ、使われすぎじゃない? 特に女性向けの本で。
昔はピンクっていうと「女のコの色」という感じじゃありませんでしたか。
ふわふわ、あったかくてかわいいイメージだったんですが、

本屋で女性向けのコーナーで見るピンクは
幸せになりたい、金持ちになりたい、きれいになりたい、キイイ〜〜!!!
みたいな、おそろしいまでの欲望の渦を生み出しており。
ピンクっていつからそういう色になったんでしたっけ?と首をかしげてしまいます。

女性向けのスピ本も、似たような雰囲気がありますよね。
タイトルがかぶってる?お仲間か?と思った「ちょいスピ」も…
全面ドピンク〜〜
しかもキャッチコピーがすごいよ〜

「さかさまに寝る」「蛇口をぎゅっとひねる」「歯磨きのときに、ニッコリする」…
“たったそれだけ”が奇跡を起こす。


ま〜じ〜で〜

「スピは自己啓発」と勝手に解釈しているワシとしては
よりよく生きたいという姿勢を悪いとは思いませんよ、
ワシだってそうありたいと思ってますけどね。でも。

リーマンが「これで営業月100万アップ!」なんてビジネス書を手に取る気持ちと
女子がこういうピンク系の本を手にするの気持ちって、きっと同じだよな〜
と思うに至り、なんだか胸やけして本屋を立ち去るワシなのであります。

ピンクはモーツァルトだけで結構です。ぎゃぼ。
posted by トンボ2世 at 22:30| Comment(10) | TrackBack(1) | スピ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

スピ男はモテる?

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江原サンが編集長をつとめた新潮45別冊『A・NO・YO』
みなさん、もうお読みになりまして?
ワテクシも遅ればせながら読んだんですけども、
いやあ〜なんというか、構成にビックリこきました。

東京国際フォーラムでの「スピリチュアル・ヴォイス」密着大グラビア14ページ!
江原氏のカバンの中身拝見!
原寸大の手のひら写真!
高校時代のデッサン画大公開!
表紙はもちろん篠山紀信!

「これってどう考えてもアイドル誌の構成だよね…」と知り合いにつぶやいたら
「だってアイドルですもん」
あっさり言われてしまいました。

へえ〜
江原さんがどんなサングラスを使ってるかとか、
わかると嬉しいんだ〜
へえ〜

江原サンはまあ良しとしましょう。いまやスターですからね。
しかし、最近あちこちでスピ話を持ち出す男が出現している、
という噂を耳にしているんですが、これはいったい何ごとか?

「あるIT企業の社長が『僕、そういうのが見えるんですよ』と
パーティの最中にみんなの前で普通に話し始めたんですよ」
とA子。

「僕もホントは前世とか見えるんだけど、
そういうのはあまり言わないほうがいいと思うから
言わないようにしてるんだ、と知り合いがこないだ言ってました」
とB子。

うむう〜

以前、男は社会的にスピ話をしづらい、という話をしましたが
急にこういう話が出てくると、
なんかよこしまな気持ちで活用しようと思ってない?
とついつい勘ぐってしまいますね。

まあ本当に<見える>人もいるでしょうから、
本気でカミングアウトしたんならいいんですけどね。
でも個人的には手相は使えても、スピに色気はないと思うんだけどなあ。
どうなんだろう。「え、前世が見えるの?ステキ♪」とかなるのかなあ〜。

たとえば最近よく出てくる格闘家の須藤元気とかどうよ?

確かにいいこと言ってるんだけど、正論ばかりで息がつまりそうな須藤元気より、
「なんでオレはダメなんだって落ち込んでると
最後は人間ってなんだ?宇宙ってなんだ?ってとこまでいってしまう」
という劇団ひとりのほうが、男として色気があるとワシは思うんですけど。

まあ、いつもありがたいスピ話をしていながら
バラエティ番組で甘いものをうれしそうに食べている江原サンのように
「スピ」と「それ以外」のギャップが激しいほうがキュンと来るのかな。

うむう〜わからん…
どうでしょう女子のみなさま、スピな男ってどう思う?
逆に男子諸君、スピな女子ってかわゆい?
ご意見次第でワテクシも生活に活かしたいところでございます。

あ、ちなみに江原さんの「A・NO・YO」(タイトルからして遊んでると思うが…)
基本的にはビギナー向けの明るい入門書的な作りになっていて、講演CDつき。
脳科学者・茂木健一郎さんとの対談がおもしろかったです。
posted by トンボ2世 at 06:15| Comment(6) | TrackBack(0) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月21日

陰陽師クリニック

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ここんとこめっきり更新ペースがゆるくなっておりますが
実は右ヒジを痛めてしまいまして、治療に専念しておりました。
そんなわけで今日はその話。(インドはまあそのうち)

もともとヒジは弱かったので、それなりに治療は続けていたのですが
どうやらインド旅で負担がかかったのか、ここにきて症状が一気に悪化。
眠れない夜と雨の日に忘れかけてた愛がよみがえってきたころに
知り合いから「腕のいいハリの先生がいる」と紹介されたのであります。

狭い診察室に現れたのは、作務衣姿の中国人の先生。
「ドコいたいの?」てっぷりとしたお腹をフルフル振るわせながら
ワシを一瞥したのち、いきなりお腹と膝の上をわしづかみ。
「ギエーーーー!!」

なんでそこが痛むのか、自分で自分におどろいたんだけれども
先生はワシの右手をとり、手のひらをじいーーーっと見て
今度は親指と人差し指で、手のひらの上の空気をピンッピンッとはじき始めた。

ちょうどデコピンするような要領っていうんですか、
「子宮もワルイ、肝臓もワルイ、胃もワルイ…全部ワルイ…」
ぶつぶつ言いながら、ひたすら空気をピンピンしている。

「あのぅ、それは何をやってるんですか?」
「ん?ナニもやってないヨ。ジャキはらってるだけ

ジャキ?邪気!
ワーオ

ひとしきりピンピンしたセンセイは、さっき触った箇所をもう一度わしづかみ。
…あ、あれー。痛くない。
「ネ?」と笑ってハリを1本だけ打ち、
「あさってまたキテネ」と言い残してセンセイ退場。

邪気退散。

2回目。
「ジャキしつこいネ。ちょとこっちキテ」
治療の後、なぜか患者がたむろする待合室のソファに座らされた。
手足をだらーんと脱力した状態で、両手を膝の上に置き
親指と人差し指で輪を作るように指示される。

今度は印だよロッキュー!

「目、とじて。いいって言うまであけちゃダメヨ」
それってチュウとかされて恋が始まっちゃう展開ですけど!
なんて思っていたら、しゅんっ、しゅんっと何か空を切る音が聞こえてきて
「むんっ」
鼻から額へと線を描くようにサーッと指ですり上げられた。

結界完了。

そして3回目。
「夜ぜんぜん眠れないんですよね」と訴えると、何やらサラサラと紙に書き
「ラップで巻いてヒジにあてて寝なさい。楽になるからネ♪」とセンセイ。
見れば紙ナプキンに大きくどーんと真っ赤な文字。
文字というか松田聖子のサインみたいな感じというか。

きたきたきたきたあ〜
今夜は魔よけがヘルプユーーーーーーーッッッッ!!!

というわけで、やってみた。
すると1夜目はかえって痛みがうずいて全く眠れず。
そこで2夜目は手ぬぐいにくるんでヒジに巻き巻き。
これならワンクッションおきつつ、魔よけはしっかり固定できる。

翌朝見てみたら、手ぬぐいは巻いてあるのに
なぜか魔よけだけが遠くに飛ばされていた。

魔除け逃亡。

「きっとアレだね、野村萬斎か三上博史のしわざだね!」
海女んちゅさんはなんだか嬉しそうだ。
陰陽師かよ……

普通に紹介されて真っ当な治療院に行っただけなんですけども、
なんでまたワシは印結んだり魔よけはったりしてんでしょうか。
それ以上に、ここまでやってもいっこうに治らないヒジを見つめて
「どんだけ邪悪なんだよ自分…」人生を見つめ直しているこの頃であります。
posted by トンボ2世 at 05:55| Comment(7) | TrackBack(0) | とんスピ・アクション編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする