2011年02月28日

ちょいスピvol.02

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ちょいスピの2号でました〜
いま話題再沸騰のちっさいおっさんネタです。
なんてったってトンボも海女んちゅも杉並区民、
しかもちっさいおっさん目撃談の多い「大宮八幡宮」に近い!
そんなお話でやんす。

と、せっかく2号まで出たのに
実は次の3号で、情報誌自体が休刊になってしまうそうです・・・
再開を希望しましょ〜

posted by sanoa at 06:34| Comment(4) | TrackBack(0) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

2011とんスピからちょいスピへ

はろーはろー超お久しぶりの海女んちゅです。

お知らせをひとつ。。。

去年の年末に中野・杉並あたりでくばられてるミニタウン紙に
アタクシ(海女んちゅもしくはサノア)が紹介されまして、
ついでにその横で、このとんスピの連載が始まりました。

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つっても絵も文もこのブログの焼き直しですけどね。
トンボががんばって書き直ししてくれてます。
ついでに、マジメな古代文字解説なんかも載ってます〜
10万部も配られてるのでタイトルだけ
「とんスピ」から「ちょいスピ」に代わりました。
偶然ポストインされてた方は見てみてください〜
ポストインされてない方は・・・残念です。

では。しーゆー
posted by sanoa at 04:13| Comment(0) | TrackBack(0) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

スピ雑誌が中綴じにならない理由

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とんとごぶさた、トンボです。

ワタクシ自身は先日ようやく峠を越えて楽になりましたが
友だちが骨折って看病に行ったり
仕事仲間がご家族の不幸で急きょピンチヒッターにいったりと
なんとなくまわりがザワザワしている感じです。

みなさまはお変わりないでしょうか。

ところで、ひきこもっているここ半年の間に
めっきり面白いスピニュースがなくなっちゃいましたね。
まあ何をもって面白いかというのは
大変主観的な問題ではありますが。

とりあえずスピブームが去ったというか
すっかり日常に定着した感じですかね。
スピ的な話題をふっても
誰も動じなくなりましたからね。

最近は給湯室なんかで
おいしいお店とか新しくできたショップとかと同レベルで
前世トークしたりしてますし?

そんななか、ひさしぶりに「おっ」と思ったのが
女性スピ雑誌「TRINITY」最新号

奥菜恵の顔アップ、どーん。
「女の顔は運命の鏡」特集タイトル、どーん。

この雑誌、もともとサイズが大きいので
書店で見るとかなりのインパクトです。
しかも今、奥菜恵って。

その勝負感で、つい買ってしまいました。

スピ系の雑誌の文章って、
「天使のように純真無垢で」とか
「今を生きるマリアのように」とか
「ラクシュミーが降臨したかのように」とか
普段使わないようなドラマチックなフレーズが多いので

「ほおお〜へえええ〜なるほどそんな表現しますかあ〜」
と個人的に参考にさせていただいとります。

なにしろ以前、ベルばら関連本を手伝った時に
「もっとごてごてに!ドラマチックに!時空を超越して!」
と編集さんにさんざん指導されたんですが

「ワシにおフランスの風は吹きません」
とギブアップした人間です。アイニード修飾語。

それはともかく、
スピ雑誌のこってりした文章スタイルは
高尚というか、非現実感というか、自立感というか?
独特のイメージを作り出してますね。

スピと「安っぽさ」は無縁なので
雑誌もいい紙使ってますよね。
もちろん「平綴じ」ですよね。

雑誌の真ん中で針金留めしてある
「中綴じ」なんてもってのほかですよね。

スピ話って安くて軽い紙で印刷されると
とたんにうさん臭く見えるから不思議です。
大事な話をするのに、見た目は重要。

ちなみに海女んちゅさんはグラフィックデザイナーなので
一緒に歩いていると、駅貼りポスターやらフリーペーパーを
かたっぱしから触ってまわります。

指でサワサワしながら
「プリンスの○グラムだね」
とかつぶやきます。

ぱっと見、かなり変質者です。
posted by トンボ2世 at 11:55| Comment(5) | TrackBack(0) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

神様って、ことぶき。

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コンビで展開しておりますこの「とんスピ」、
普段はワシがテキストを書くと「んーそのうち描くわー」
てな感じでつきあってくれる海女んちゅさんですが

「ねえねえ早く更新してくんない?早く早くー次!次!」
と先日から何度も督促してきて困っとるのです。
二郎さんの絵が自分で気に入らなかったらしいです。
わかりやすい。しかも描き直して満足するよりも
新しい絵を描いてお茶を濁そうとするあたりがザ・海女んちゅ。

「ザをつけるとバンド感が増す」
とみうらじゅんが言ってたので、つけてみました。
あ、海女んちゅだと「ジ」か。アルフィーと同じですね。

何を言いたいのかわからなくなってきました。ザ・トンボです。
なんか最近仕事でテンパってます。助けて、神様。

こういう逼迫した状況になると、なぜか
神とか仏とか慈悲とか懺悔とか人間失格とか
そういう言葉ばかりがやたら目に飛び込んでくるんですよ。

で、そうなると「しりあがり寿」なんですよ。

人気漫画家の彼を神と崇めているわけではないのですが
スピとか精神とか生死とか〆切を守れないワシとかいったことを
考えていると、結局はしりあがり寿にたどりついてしまうのです。

最近しびれたのは、田口ランディの『神様はいますか?』

「神様はいますか」
「死んだらすべて終わりですか」
「魂は存在しますか」

かなりスピリチュアルで、永遠のテーマともいうべき質問に
田口ランディが真っ向から答える、という本なんですが
文庫の表紙と挿絵を担当しているのが、しりあがりさん。

本の内容は読んでおのおの感じていただくとして、
まずは表紙のしりあがり氏の絵にうなります。

「神様ってホントにいるのかなあ〜」
と部屋でひとりつぶやく主人公。
それを窓からのぞいている、神様らしき人。
主人公がふりむくと、神様はひょいっと隠れてしまう。

「やっぱりいないのかなあ・・・」
つぶやく主人公を見つめる神様。
ふりむくと、またひょいっと消えてしまう、
という4コママンガ。

本の中にはこのストーリーの続きが収録されていて
「神様いないのかなーホントのとこどうなのかなー」
とつぶやきながら、主人公はなんとなく
「気配」のようなものは感じているわけ。

で、「いるのかなー」と言いながら
タバコに火をつけ、煙をくゆらせながら物思いにふける。
神様は窓から手を伸ばして、そっと灰皿を置いていく。
ふと振り返った主人公は、いつのまにか窓のそばにある灰皿に
灰をトントン落としながらまた物思いにふける、というオチ。

ふ、深え〜〜〜・・・・

『オーイ・メメントモリ』にしても、
『真夜中の弥次さん喜多さん』にしても
なんかこう、心のとても悲しい部分をえぐられる気がするとです。
笑えるんだけど、こう腹にズドーンとくるような感じ。

ちなみにワシ、一度だけ「生しりあがり寿」を見たことがあります。
劇場の板の上で、裸で吊されてました
やたらはにかみながら舞台に出ていた、小太りのおっさんが
こんなすさまじい才能だと知ったのはずいぶん後のことです。

・しりあがり寿オフィシャルサイト「おーい!さるやまハゲの助」
posted by トンボ2世 at 11:00| Comment(2) | TrackBack(1) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

スンダリけったり

先日、ふと我が家の本棚を眺めてみたら
棚の半分がスピ本で埋め尽くされていて、がく然としました。
『世界のパワースポット』『前世療法』『イタコとオシラサマ』
『美輪明宏 しあわせの法則』『チャクラヒーリング』『うわさの神仏』…

やばいなあ、初めて来た人がこれ見たらイッちゃってると思うよなあ〜
早いとこ海女んちゅに流さないと男子呼べないっス!いやん

しかし、これだけ揃えても、ちっともスピ人になってないのはどうしたことか?
興味はあるのだ、もちろん。
仕事でこんながんばって本読んだりしないのに(それは間違ってるが)
読んでも読んでも言葉が上滑りして、直視していられないあの感じ。
ハマらないのがわかってるのに、また買ってしまうこのアンビバレンツ。。。

単なるこわいもの見たさだったりして?

そんなこんなで懲りずに先日また買ってしまいました。
「Sundari(スンダリ)」
「魂が歓喜するスピリチュアル・ヒーリングマガジン」だそうです。
トリニティといい、この手の雑誌はどうしてこう必要以上に大きく出るかね。

つうかスピ以前に松雪泰子の表紙にやられた、というのが正しい。
すごいインパクトです。全身きらんきらんの黄金です。
松雪泰子の金粉ショーです。

「美と富の女神・ラクシュミー(吉祥天)の化身」というテーマらしく
シルクのストールをまとって踊る松雪サンのグラビアは、
それはそれは神々しいほどに美しく、思わず柏手を打ってしまうのですが。

それにしても松雪サンってそんなスピな人だったっけ?
「『キリストのヨーガ』と『解脱の真理』を読んだら心が自由になった」とか
「ヴェーダレイキやフルフィルメント瞑想を学んでいた」とか
直球ど真ん中のドスピ発言を連発。なんかなあ〜ちょっと意外だなあ。

まあそれはいい。問題はその後ですよ。
「あなたの前世がわかる誌上セラピー」という特集があって
チャートにYES/NOで答えていくと、あなたの前世がわかるっていうんです。
どう考えても、よくある心理テストなんですが・・・

ワシ、ドイツの農民だそうです。

ベランダで野菜育ててますが何か?

しかし中世ヨーロッパのお姫様とか、平安貴族とか、アラブの王様とか
他はどれも雅な前世ばかりなのに、なぜドイツだけ農民?
ファーマーとか豪農とかじゃなくて、なぜ農民?

しかも、解説文によると
「野菜で言うとジャガイモ」、だそうです。

・・・なぜ680円払ってジャガイモに例えられなければならんのか・・・
こんなことならいっそ、ビールとかソーセージとかにしてほしかった・・・

なんかどうにも納得いかない気分のまま
後半に収録されている荻野目慶子と須藤元気のロングインタビュー
という世にもおそろしい記事を読むべきか、真剣に悩んでおります。

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posted by トンボ2世 at 03:00| Comment(7) | TrackBack(1) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

スピ男はモテる?

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江原サンが編集長をつとめた新潮45別冊『A・NO・YO』
みなさん、もうお読みになりまして?
ワテクシも遅ればせながら読んだんですけども、
いやあ〜なんというか、構成にビックリこきました。

東京国際フォーラムでの「スピリチュアル・ヴォイス」密着大グラビア14ページ!
江原氏のカバンの中身拝見!
原寸大の手のひら写真!
高校時代のデッサン画大公開!
表紙はもちろん篠山紀信!

「これってどう考えてもアイドル誌の構成だよね…」と知り合いにつぶやいたら
「だってアイドルですもん」
あっさり言われてしまいました。

へえ〜
江原さんがどんなサングラスを使ってるかとか、
わかると嬉しいんだ〜
へえ〜

江原サンはまあ良しとしましょう。いまやスターですからね。
しかし、最近あちこちでスピ話を持ち出す男が出現している、
という噂を耳にしているんですが、これはいったい何ごとか?

「あるIT企業の社長が『僕、そういうのが見えるんですよ』と
パーティの最中にみんなの前で普通に話し始めたんですよ」
とA子。

「僕もホントは前世とか見えるんだけど、
そういうのはあまり言わないほうがいいと思うから
言わないようにしてるんだ、と知り合いがこないだ言ってました」
とB子。

うむう〜

以前、男は社会的にスピ話をしづらい、という話をしましたが
急にこういう話が出てくると、
なんかよこしまな気持ちで活用しようと思ってない?
とついつい勘ぐってしまいますね。

まあ本当に<見える>人もいるでしょうから、
本気でカミングアウトしたんならいいんですけどね。
でも個人的には手相は使えても、スピに色気はないと思うんだけどなあ。
どうなんだろう。「え、前世が見えるの?ステキ♪」とかなるのかなあ〜。

たとえば最近よく出てくる格闘家の須藤元気とかどうよ?

確かにいいこと言ってるんだけど、正論ばかりで息がつまりそうな須藤元気より、
「なんでオレはダメなんだって落ち込んでると
最後は人間ってなんだ?宇宙ってなんだ?ってとこまでいってしまう」
という劇団ひとりのほうが、男として色気があるとワシは思うんですけど。

まあ、いつもありがたいスピ話をしていながら
バラエティ番組で甘いものをうれしそうに食べている江原サンのように
「スピ」と「それ以外」のギャップが激しいほうがキュンと来るのかな。

うむう〜わからん…
どうでしょう女子のみなさま、スピな男ってどう思う?
逆に男子諸君、スピな女子ってかわゆい?
ご意見次第でワテクシも生活に活かしたいところでございます。

あ、ちなみに江原さんの「A・NO・YO」(タイトルからして遊んでると思うが…)
基本的にはビギナー向けの明るい入門書的な作りになっていて、講演CDつき。
脳科学者・茂木健一郎さんとの対談がおもしろかったです。
posted by トンボ2世 at 06:15| Comment(6) | TrackBack(0) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

帰り道にアースダイブ

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ブログをおやすみしている間に、あれやこれやとスピ系の本を読みました。
しかし、スピ本は何度読んでも爆睡してしまいます。
見たりさわったりできないことをいくら語られても
なかなか読後のカタルシスが得られずモンモンとしてしまいます。

そんな中で海女んちゅさん推薦の『アースダイバー』は格段の面白さ!
人類学者・中沢新一さんのベストセラーで、
去年バカ売れしたらしいんで、今さらって感じですけどもね。

土地の歴史をひもとくと「昔ここは海だった」なんて話を聞くじゃないですか。
その時は「へえ〜」なんて思うけど、昔は海って言われてもねえ〜今は陸地だしねえって。

ところがこの本には巻末に「アースダイビングマップ」なる地図がついているんですよ。
縄文時代の東京の地図と、現在の地図が合体した、摩訶不思議なカラーマップ。
江戸の古地図なんかはよく見かけるけれども、縄文時代までさかのぼってしまうと
「ぎえー!」と叫んでしまうくらい別世界の風景でか〜なり面白い!

東京やら銀座、浅草やら、江戸時代の中心地だった場所は完全に海の中。
西側も吉祥寺や仙川あたりまで深い入江が続く、ぐねぐねと複雑なフィヨルド地形です。

そしてこの地図に神社や遺跡の場所を書き込むとアラ不思議。
いずれも縄文地図の「岬」、つまり入江の先っぽに見事に作られている!
昔の人は岬に強い霊性を感じていたらしいことがよくわかります。

小高い丘や、海抜が高い場所は縄文時代から陸地だったわけだから、
そういうところには神聖な場所だったり、雅な人たちが暮らしていた土地柄。

海抜の低い、川や沼などのまわりの湿った場所にはあやしげな人々が集まり、
繁華街ができあがったり。(新宿とか渋谷とかね)

東京タワーや大きなホテル、大学のあるところは
必ずといっていいほど墓地や古墳とか、「死」のにおいのする場所に立っていたり。

昔は人を寄せ付けない谷地だったところは、やがて小さな民家が密集する場所になり
開発の手を逃れてきたそういう場所が今、大規模な再開発の波にさらされていたり…

都市計画に基づいて作られた、京都や欧米の都市と違って
東京は縄文時代の記憶の上に街が形作られている、世にも珍しいメガロポリス。
だから縄文地図を手に街を歩くと、全く違った東京の顔が見えてくる、
というのが中沢さんの説なわけです。

「このへんは昔、川だったんじゃないかなあ〜と思ってた場所が
マップ見たらホントに川だったんで納得した〜!」と海女んちゅさんが言っていたけど
確かにアースダイバー的視点で街を歩くと、アップダウンの激しい東京の町並みが
ものすごくドラマチックに思えてくるから興味深い。
これも立派なスピ体験じゃないですかね?

どれどれ、前に住んでたアパートは・・・おっとギリギリ陸地。
その前のアパートもなんとか陸!
昔働いてた会社は・・・あー海だ。でもその前の会社は陸。
けっこう坂を登ったところにあった神社は・・・そうかそうかやっぱり岬か。
なんつって想像してると興奮度MAX。

で。ここでふと思い至ったんですが、
先日お話した、トンボの「ヤな感じスポット」の件。

ワシの家は谷間になった駅から、小高い丘をのぼり、
さらに山をのぼった中腹にあるのですが
問題のスポットのパチンコ屋は丘の入口にあります。
階段の踊り場は、丘の反対側のふもと。

そして一番「感じる」巨木のあたりですが
最近巨木が剪定されて、足下に小さなお墓があることが発覚しました。(まじでビビッた…)
そこはこじゃれたマンションの一角で、
どうしてそこに墓があるのか、ものすごく不思議な場所なんです。
その巨木とお墓は、丘の一番てっぺんにあります。

これはアースダイブ的に何かありそうな感じじゃなかろうか?
なんてなことを考えながら、てくてく歩く帰り道。
「土の記憶」をたどるアースダイブ、妄想族の新たな趣味になりそうです。
posted by トンボ2世 at 02:40| Comment(5) | TrackBack(0) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

サイキック刑事

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「こんな本出てるらしいよ〜読んだ?」
妙なところで情報通だが、言うだけ言って自分では買わない
そんな海女んちゅさんの連絡を受けて、
「思わず笑えるスピリチュアルな裏話」という本を買って読んだ。

うすい。109ページで1000円は暴利ですぞ。
しかし著者の福山貞心氏はれっきとした霊能者らしく、
心霊相談をやったり、テレビに出たりするメジャーな御方らしい。

見えない人間がスピ的なものにチャチャを入れる「とんスピ」と違い
この本は、スピを仕事とする人がスピをめぐる日常を描いた本。
つまり、霊能者自身が相談に来たブッとんだ人々のことを書いているわけで、
ワシのような人間には、好奇心まるだしで読める貴重な書である。

ほんわかしたフラットな語り口も、空き時間にサラッと読むにはまあ悪くない。
なんたってすごいです、出てくる相談者のエグさったら。
相手をするサイキックも大変だなあ〜と少々同情もしたりして。

そんなことはまあいい。気になるのは、本の最後にある言葉だ。
「私だって悪霊はコワイですよ〜」

どっちっつーと霊よりは生きてる人間のほうがコワイかも?
というのが彼の本の趣旨なわけだが、
中には長年恨みだけを抱いてさまよっているようなツワモノ霊もいて、

「そういう霊と対面する時は、コワイなあ〜帰りたいなあ〜」
と思うこともある、と正直な気持ちをつづっている。

霊にもいろんなタイプがあるように
サイキックにもいろんなタイプがいるんだなあ〜と最近よく思う。
福山さんのように、柔和な笑顔で日常の延長として除霊をするサイキックもいれば、
手強い霊ばかりを専門にするサイキックもいるんだろう。

「刑事」にもいろんなタイプがいるのと同じことじゃなかろうか?

福山さんはさしずめ「こち亀」の両さんタイプ?下町が似合います。
江原さんは誰だろう、「はぐれ刑事純情派」か。カツ丼食わせそう。

下ヨシ子さんはアレだな、ぜったい捜査一課だよな。
凶悪犯ばかりを追っかける「マル暴の女」。
宜保愛子ちゃんは「おばさん刑事」
家政婦は見た!アライヤダ〜

はねっかえりの女刑事は、我らがレディM!
捜査一課のマドンナとして活躍していただこう。

そして。刑事たちがたむろするのは
こわもてのおやっさんがいる居酒屋「鍋奉行モーゼ」
おやっさんが昔腕利きのデカだったことは、ボスだけが知っている秘密だ。

・・・なんてなバチあたりなことを考えてしまう
盆休み突入のトンボでありました。(墓参りに行くっス)
posted by トンボ2世 at 11:39| Comment(2) | TrackBack(1) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月25日

ホームズ先生の妖精事件

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先日、本屋で興味深い古本を発掘しました。

『妖精物語 〜実在する妖精世界』

著者の名はアーサー・コナン・ドイル。
そう、あのシャーロック・ホームズシリーズで有名なイギリス人作家であります。

今も昔もスピが議論の的になるのは、霊やら死後の世界やら精霊といった
目に見えないものを扱っているからに他ならないわけでありまして。

その目に見えないものが、もしも見えちゃったら。
スピ否定論者だってグウの音も出ないわけですよ。
21世紀の現代だって、そんな証拠が出たら大スクープですよ。
ワシだって、妖精がホントにいるんなら見てみたいってもんですよ。

そんな人間の「妖精見たいっス」願望を現実にしてしまったのが、
1920年頃に起こった「コティングリー事件」でありました。

イギリスのヨークシャー地方コティングリーに住んでいた
フランシスとエルシーという2人の少女が
妖精をフライデーしたもんだからサア大変。
天地がひっくり返るような大騒動になったわけです。

見たことある人も多いと思うんですけども、ご興味ある方はこちらへ

今から100年前の写真ですからね、今見たら誰だってわかりますよね。

やらせ写真やんけ〜

それはもう、しびれるほどの捏造であります。
でも技術が発達していなかった当時のイギリスでは
写真専門家やら科学者やら霊能者やらいろんな人がとっかえひっかえ出てきて
田舎のいたいけな少女達が撮った写真を「嘘かまことか」とマジバトル。

その中で「うんにゃ、この写真はぜーーーったいに本物ですばい!」
と強固に主張したのが、かのコナン・ドイル先生でした。

イギリスと言えば、江原さんも留学したスピの本場ですが、
ドイル先生は晩年ずいぶんと濃ゆいスピ人だったようですなあ。
ワシが見つけた「妖精物語」の中でも
関係者との書簡や、霊能者による撮影現場の霊視、写真の技術鑑定を通して
問題の写真がいかに本物であるかを、高らかに宣言しちゃってます。

コナンたん、やっちゃった。てへ

この超有名人だったドイル先生の参戦のおかげで、
妖精写真は「世界で最も有名な不思議写真」として
長く物議をかもすことになったのでありました。

ところで、このトンデモ写真が撮られたのは1916〜1920年らしい。
日本で言えば、大正時代の半ば。
世界で言えば、第一次大戦の真っ最中。
不安定な時代に一服の笑いを提供した少女たちの無邪気ないたずら、
と考えればまあヨシって感じでしょうかね。

というか、この本の中では
「自然界の造化活動を活性化させる作用を持つ精気のようなものを<精霊>、
その中で可憐な乙女の姿をしたものを<妖精>と呼ぶ」

と書いてあるんですけど・・・

で、小さいおっさんは?
posted by トンボ2世 at 03:33| Comment(5) | TrackBack(0) | スピ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする