2006年07月12日

アラムハラドの質問

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えー、すいません、ここのところ目の調子が悪くて
いまひとつ集中力に欠けるトンボです。

さて、かの宮沢賢治の作品の中に
「学者アラムハラドの見た着物」という童話があるんですけども、
物語の中でアラムハラドせんせーは

「小鳥が啼かないでいられず
魚が泳(およ)がないでいられないように
人はどういうことがしないでいられないだろう。
人が何としてもそうしないでいられないことは一体どういう事だろう」


という、めっちゃ哲学的な問いを子供たちにするんですね。
鳥は鳴かずにはいられんだろう、魚は泳がずにはおれんだろう、
んじゃ人間は何をしないでおれんのじゃ? とね。

困ったことに宮沢先生は、こんな壮大なネタふりするだけして
この作品、未完成のまま逝ってしまわれてます。
肝心なとこで終わってるんです。コラ。

まあまあまあそこは大人ですから、ヨシとしましょう。
で、素敵な大人として、この問いの答えを考えてみたりするわけです。
ワシがワシであるために、しないではいられないこと。
例えば、こんなこと。

いち。
本屋に行くと、大がしたくなる。

に。
満員電車で隣のオヤジが読んでいるスポーツ新聞をのぞき見してしまう。
(エロ系を読んでいるのにそうでないように見せるオヤジの創意工夫には脱帽です)

さん。
スピ関係のショップに行くと豚の脂身とマックのポテトを大盛りで食べたい衝動にかられる。


・・・決して嫌いじゃないんです、すごく興味あるんです、
でも海女んちゅさんと2人、スピ系ショップを出た後
「・・・・ものすごく体に悪いことしてえー!!!!」
と何としても叫ばずにはいられないのは一体どういう事だろう。

質問に 質問で返す 大人かな。
posted by トンボ2世 at 01:13| Comment(5) | TrackBack(0) | なぜかフィロソフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする