2006年11月21日

陰陽師クリニック

063.gif

ここんとこめっきり更新ペースがゆるくなっておりますが
実は右ヒジを痛めてしまいまして、治療に専念しておりました。
そんなわけで今日はその話。(インドはまあそのうち)

もともとヒジは弱かったので、それなりに治療は続けていたのですが
どうやらインド旅で負担がかかったのか、ここにきて症状が一気に悪化。
眠れない夜と雨の日に忘れかけてた愛がよみがえってきたころに
知り合いから「腕のいいハリの先生がいる」と紹介されたのであります。

狭い診察室に現れたのは、作務衣姿の中国人の先生。
「ドコいたいの?」てっぷりとしたお腹をフルフル振るわせながら
ワシを一瞥したのち、いきなりお腹と膝の上をわしづかみ。
「ギエーーーー!!」

なんでそこが痛むのか、自分で自分におどろいたんだけれども
先生はワシの右手をとり、手のひらをじいーーーっと見て
今度は親指と人差し指で、手のひらの上の空気をピンッピンッとはじき始めた。

ちょうどデコピンするような要領っていうんですか、
「子宮もワルイ、肝臓もワルイ、胃もワルイ…全部ワルイ…」
ぶつぶつ言いながら、ひたすら空気をピンピンしている。

「あのぅ、それは何をやってるんですか?」
「ん?ナニもやってないヨ。ジャキはらってるだけ

ジャキ?邪気!
ワーオ

ひとしきりピンピンしたセンセイは、さっき触った箇所をもう一度わしづかみ。
…あ、あれー。痛くない。
「ネ?」と笑ってハリを1本だけ打ち、
「あさってまたキテネ」と言い残してセンセイ退場。

邪気退散。

2回目。
「ジャキしつこいネ。ちょとこっちキテ」
治療の後、なぜか患者がたむろする待合室のソファに座らされた。
手足をだらーんと脱力した状態で、両手を膝の上に置き
親指と人差し指で輪を作るように指示される。

今度は印だよロッキュー!

「目、とじて。いいって言うまであけちゃダメヨ」
それってチュウとかされて恋が始まっちゃう展開ですけど!
なんて思っていたら、しゅんっ、しゅんっと何か空を切る音が聞こえてきて
「むんっ」
鼻から額へと線を描くようにサーッと指ですり上げられた。

結界完了。

そして3回目。
「夜ぜんぜん眠れないんですよね」と訴えると、何やらサラサラと紙に書き
「ラップで巻いてヒジにあてて寝なさい。楽になるからネ♪」とセンセイ。
見れば紙ナプキンに大きくどーんと真っ赤な文字。
文字というか松田聖子のサインみたいな感じというか。

きたきたきたきたあ〜
今夜は魔よけがヘルプユーーーーーーーッッッッ!!!

というわけで、やってみた。
すると1夜目はかえって痛みがうずいて全く眠れず。
そこで2夜目は手ぬぐいにくるんでヒジに巻き巻き。
これならワンクッションおきつつ、魔よけはしっかり固定できる。

翌朝見てみたら、手ぬぐいは巻いてあるのに
なぜか魔よけだけが遠くに飛ばされていた。

魔除け逃亡。

「きっとアレだね、野村萬斎か三上博史のしわざだね!」
海女んちゅさんはなんだか嬉しそうだ。
陰陽師かよ……

普通に紹介されて真っ当な治療院に行っただけなんですけども、
なんでまたワシは印結んだり魔よけはったりしてんでしょうか。
それ以上に、ここまでやってもいっこうに治らないヒジを見つめて
「どんだけ邪悪なんだよ自分…」人生を見つめ直しているこの頃であります。


posted by トンボ2世 at 05:55| Comment(7) | TrackBack(0) | とんスピ・アクション編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふふふ・・・
行ってしまいましたね、こういう治療院。
私も、「膝」「手首」「腰」(あれ、こーやって書いていると、ぼろぼろやん・・体)痛めているので、いろんなとこ行きましたよ。
「狐がついておる!!」
なんてのは序の口です・・
中国系ってのが、また歴史を感じさせていいね〜〜〜

Posted by mele at 2006年11月21日 08:34
で、肘は??
完治したらワタクシも肘の「何かある」もの診て貰いたい!
Posted by jjj♪ at 2006年11月21日 09:32
ていうか、それはかつて
トンボさん達が山伏として修行されていたジャンルでは?
違ったかな?
Posted by 桃瀬 at 2006年11月21日 10:39
すみません、とうとう出て来てしまいました。
でも、こういう奴許せないんですよー!
こういう「治療院」は「サークル」と名前を変えるべし、です。
Posted by よこ at 2006年11月22日 01:07
もうしわけアリマセン、アタクシが紹介したりして…
というかアタクシもあるお医者様からご紹介されたのですが、まさかそんなコトになるとは…
鍼が怖くて取りあえず先にトンボに行かせて、様子をみようかと・・・
ま、邪気を払ったトンボが無邪気になれば万々歳〜
Posted by 海女んちゅ at 2006年11月22日 01:19
>>meleさん
いやあ〜中国系には度肝を抜かされますねえ。まさか鍼灸院に行ってこんな非日常体験ができるとは…
たまりません。(失礼!)

>>jjj♪ さん
ぜひ「そこにある何か」を呼び出してもらってくださいまし。できればその折りはワタクシめを呼んでいただきたく。見たいから(笑)

>>桃瀬さん
残念ながらワタクシはチーム山伏のメンバーじゃないんですよーウウウ って別に泣くこたあないんですけどね。
山伏ってそういう能力あったんでしたっけ? ってどういう能力なんだよって話ですね。
すいません、ぐでぐでで・・・

>>よこさま
まいど。
まあまっとうなハリ治療をしたプラスアルファの話なんですけどね〜
おもしろネタばかりクローズアップするクセがあるんですんまそん。でも楽しかったです(笑)

>>海女んちゅ
おかげさまで無邪気になりました。
アハハハハ
ウフフフフ〜


Posted by トンボ at 2006年11月24日 20:33
どんな知り合いだよ〜っとおもったら海女んちゅさんだったんですね

まじで人生楽しそうだ〜
Posted by korokoro at 2006年11月24日 23:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。