2006年11月05日

ロバになった人

061.gif

米朝対話、米朝交渉、というニュースを見かけるたびに
「落語かよ」とツッコミを入れずにはいられないトンボです。

さてさて、前回から始まったインド・レポート。
ふだんは「1スクロールで読めるネタ」を標榜しているとんスピですが
物語の関係上、通常より長めでお送りしております。
短いネタをはさみつつ、しばらく続くかと思われますので
インドネタはお暇な時にお楽しみくださりませ。

というわけで、今回のインド旅が女芸人4人旅だったことは前回触たけれども
アーティストというのは自然とスピに走る人種なんでしょうかね。

朝起きて、ふっと隣を見ると画家のすーさんは瞑想タイム。
持参したメディテーションCDを聴きながら、軽く1時間は目を閉じている。
彼女は移動中でもどこにいても、毎朝必ずコレをする。

店に入ると、とみじーは石と対話中。
「いい石はねえ〜ぷるっぷるなの、ぷるっぷる!」
門外漢としては「はあ」としか言いようがないのだが
石好きのとみじーとすーさんにつきあって町々で石屋に入っていると
なんとなく「ぷる感」がわかってくるから不思議なものだ。

そして、よこサーである。

メンバーの中で唯一インド旅行歴がある彼女は
あちこちでアワアワしている私たちを
いつも静かに見守りながら、楽しい場所へ連れて行ってくれる
いわばナビゲーター的存在なのだが、

「今日は晴れですよ」とか
「ここのダールはおいしいんですよ」とか
「下痢がひどいと全神経がオシリの穴に集中するんですよ」と同レベルで
「私は宇宙人なんですよ」
などとサラリと言うのだから油断ならない。

これが他の人なら「なに言うとんじゃボケ」と毒のひとつでも吐くところだが
なんとも言えないやわらかい空気をまとって
気づけば人の懐にスウーッと入っていく様は、とても常人の技とは思えなくて
彼女が宇宙人だと言うのなら、ええ、ええ、きっとそうでしょうとも
とこのワシでさえすんなり受け入れてしまうのだ。

そんなよこサーが、ときどき苦痛に顔をゆがめることがあった。
「あう」
「おおう」

何やら一点を見つめては、ひとりうめき声をあげている。

「ど、どうしたんですか、よこサー!?」
心配になって声をかけてみると、

「私ね、たぶん前世はロバだったと思うんですよ」


インドの路地には牛やラクダと同じくらい、働くロバがあちこちにいる。
しんどそうに首をもたげながら、せっせせっせと荷物を運んでいる。

ぴし。主人のムチの音。
「あう」
ゴウゴウ働け働け!とせっつかれる。
「うう」

「インドを旅していて、どうして苦しくなるんだろうって思ってたんですけど
たぶん私、ロバだったことがあると思うんですよ。
ロバを見ていると記憶がよみがえって、苦しいよう、痛いようって…」

びっくりドンキー。

今までいろんな前世の話を聞いてきたが、
「自分はかつてロバだった」とカミングアウトした人は初めてだ。
ロバにシンクロする、ニューヨークのホテルオーナー。
素敵すぎる。。。

こんなソウルフルな旅仲間と半月も旅しているうちに
もうなんだって受け入れられるようになっている自分を発見し
人間に不可能はないのだなあ〜と実感した、そんなインドなのでありました。


posted by トンボ2世 at 15:23| Comment(8) | TrackBack(0) | スピタビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こらたまんねーーーー!!と叫んでみました。
一体いくら払えばそんな友達が買えるっていうの?
石の「ぷる感」はツヤとか形なの?オーラなの?
宇宙人は自分が宇宙にいた時のビジュアルとか覚えてるの?
も〜奥行きがあって楽しい!小説にして欲しい!
日本版「アウトオンナリム」ですよ、多分みんな読みたいよそんなの!!
(「米朝対談」はアタシも同様の勘違いをしておりました。)


Posted by 桃瀬 at 2006年11月05日 17:21
びっくりドンキー
さいこーです。
毎回毎回、うまい!座布団一枚!と思います。

Posted by mele at 2006年11月06日 08:01
>>桃瀬さん
こんにちわ、シャーリーマクレーンです。
年とってるところだけ同じです。
今回のメンバーはホントに濃かったですねえ〜。
まさかこんな旅になるとはつゆ知らず。。。トホホ

>>meleさん
山田クンから座布団ボッシューされないように精進いたします(笑)
Posted by トンボ at 2006年11月08日 21:07
私も石は好き

宇宙で最もエネルギーの低い鉱物は実は鉄なんだよ。物質はできるだけエネルギーの低い状態をとるから、隕石はほとんど鉄なんだ。
だから、鉄以外の鉱物が入っている石は鉄よりエネルギーが高いんだよね。
すると石は鉄になりたいわけ。そのなりたいエネルギーを少しわけてもらえませんでしょうか石様。

ころころ流パワーストーン解釈
Posted by ころころ at 2006年11月09日 23:39
>>ころころさん
そういえば「1500年さびてない鉄柱」というのがニューデリーの世界遺産のモスクにありましたよ。どうやって作ったのか皆目わからないんだとか。

ていうかエネルギーって高いほうがいいんじゃないんだ。まあ石とかエネルギーとかちっともわからんので、くわしくはとみじーと話してください?(笑)
Posted by トンボ at 2006年11月10日 21:16
僕の職場にも、割と石とお話する人が来ます。
でもまぁ犬とか猫とかと(幼児語で)お話しする人も珍しくないので、なんとなく分かる気もしますよ。
でも「1500年さびてない鉄柱」なんて、ちょっとお話聞かせてほしいですねぇ。
相手にされなそうですが・・・。 笑
Posted by tom at 2006年11月10日 22:55
ガマンできなくて登場!
ナマステ〜。

石はね、ちゃんと呼吸してるから。
だから、元気があってエナジーいっぱいの時は、プルップル。

でも、疲れてる時やしんどい時は、ドヨヨーンとして曇ってるから。気をつけて見ててあげてね。
それは、あなたの身代わりになってくれてるんだよ。
やばい時なんか、ピョ〜ンって飛んでっちゃうから。(過去に2度経験アリ)

だから、時々塩で清めたり、満月の日に月にさらしてあげてね!
石のベットは、ドームは高いから、布がいいよ。

お役目を果たした石は、海や川や土に埋めて、自然に返してあげてね。
私のは、ガンガーに流すよう、オレンジ髭のカシミール人に頼んできました。

ちなみに、私、犬とも話せます。。。

人間のエナジーの補給は、太陽を浴びてください。



Posted by とみ ジー at 2006年11月11日 21:40
>>tomさん
鉄柱はニューデリーの「クトゥブ・ミナール」という世界遺産の中に立ってます。天に向かって、それはもう黒々と。
オーパーツとして有名らしいですいよ。ぜひ検索してみてくだされ。

>>とみジーどの
ナマステジー。とうとう本人が来てしまった〜
好き勝手に書いちゃってすまんです。きらいにならないでね(笑)

Posted by トンボ at 2006年11月12日 11:12
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