
「ウンパルンパがつけたこよりを捕獲しましたっ!」
ある朝、meleさんから唐突にメールが届いた。
meleさんは繁華街でヘアサロンをきりもりする美容師さんで、
サイキックMさんによると、彼女は体から水芸のごとく金粉を噴出しているらしい。
エネルギーがあふれている人はよくそうなるらしいが(新庄がそう)
海女んちゅさんとはひそかに「カリスマmeleの金粉ショー」と呼んでいる。
そんなmeleさんが「真夜中の白いこより」を読んで
「3ヶ月に1回くらいのペースで、こよりをつけているお客さんがいて困っている」
と言っていたので、次に見たら捕獲してくれと頼んでいたところだった。
問題のこよりを発見したmeleさんは、思わずお客さんにこう聞いたらしい。
「妖精ってみたことありますか?小さいおっさんらしいんですけど」
するとそのお客さんは
「私がおっさんですが何か?」
店長も店長だが、客も客である。
そんなmeleさんから渡されたのは「ウンパルンパ」と書かれたビニール袋。
サロンでは「小さいおっさんのこより=ウンパルンパ」となっているらしく
mele店長が目配せすればスタッフは袋を取り出し
「あ、ウンパルンパですね」
店長も店長だが、店員も店員である。
いやいや捕獲したのはこよりであってウンパルンパではないのでは?
なんというツッコミなどどうでもいい。大事なのはこよりである。
早速の捕獲速報に、これを見ない手はあんべ!とばかりに
海女んちゅと2人でmeleサロンを襲撃することになった。
問題のウンパルンパ袋には2本の短い毛髪が収まっていた。
1本は、黒髪に白いこより。
もう1本は、アッシュっぼい髪にグリーンのこより。
meleさんによると、白いのが日本人おっさんについたこより、
緑のはカナダ人おっさんについたこよりらしい。
こよりこよりと書いときながらナンだが、
海女んちゅと違って「こよりっぽいもの」が髪の毛についた覚えがないワシは
「こよりなんつっても、結局は繊維がついたとかそういうことでしょ?」
と内心思っていたのだ。
しかし目の前にある毛髪は、繊維がからんでるどころのレベルじゃなく、
「明らかに」「人為的に」「接着している」
こよりが髪とあまりにも一体化していて、
職人技できれいにつながっているのが、結合部分でかろうじてわかるほどである。
しかも黒髪には白いこより、ガイジン髪にはグリーンのこより。
そのカラーコーディネイトの妙は何なんだ。
見事な仕事っぷりを目の当たりにして
ますますおっさんの存在に興味を持つ一方で、
なぜおっさんのこよりがついているのは「リアルおっさん」なのか?
というあたりに新たな疑問を感じないでもない。
「オレ、最近めっきりおやじ」
と自覚症状のある方々、次に行くのはあなたんちです。
毎朝の毛髪チェックを怠らないように。
こより発見時は「ほうれんそう」でよろしくどうぞ。
「オーラ・・」ではジャージ着たおっさんって言ってたけどコーディネートとかやっぱ気にするんですね・・・やられてみてえ!!
こよりの続報、楽しみにしています。
を読み
『シャンソン歌手山村シャンソンショー』
を思い出しました。
ちっともかぶってないけど何でだろう
『しゃんしょんかしゅ。。。言えない。』
まさかおっさんにそんなきめ細やかさがあるとは思わず、仰天しちまいました。
やっぱ金粉噴出してる人が他にもいるんですかね?こういう人は接客業がピッタリだと思われますよ。meleさんなんて、ホントに天職だと思うもんなーすごいプラスイオン(ていうのか?)発してるよ。
>>まれーしあまさん
へー、そうだったんですね。けっこう「自分だけかと思ってた」「気のせいかと思ってた」という人、わりといるんです。
どうして我が家には来ないんだろう。。。(泣)
>>korokoroさん
文字はかぶってないけど、イメージがかぶってます。
あなたも海女んちゅと同じ「ビジュアル系」ですか?
イメージで物事を考えたりしますか?
「これをこうしてガッとしてシャッとしすればピャピャーとやっちゃえるでしょ?」みたいな。
どんだけ誇張されているのかと思ったら、
「ホントの話や〜〜〜んっっ」
金粉はキャノン砲(ほら、ライブなどで見るあの盛り上がりにドッカーンの)です。
今日も元気玉が欲しいという友達が遊びに来たので、作ってあげました。
金粉をバッサバサかけときました。
金粉が目に入って痛いです(笑)
これからはお店のメニューに「ウンパルンパ」と加えておいてください。
*おっさんのこより=おっさん頭髪に付着する、こより
これが、おっさんにしか付着しないのは何故か?・・・という事を指していると思われる。
「これをこうしてガッとしてシャッとしすればピャピャーとやっちゃえるでしょ?」みたいな、イメージで物事を考える影響が見受けられますが…。 f(^_^;)""
可能性として、
1・おっさんのホルモン・バランスの精妙さに妖精が誤動作する
2・おっさんの加齢臭が実体化する現象
3・こより担当の妖精が老け専あるいは一定年齢の男性に特殊な感情を抱いてしまう
・・・という3点に絞られるのは時間の問題でしょう! 笑
なかなか説得力ある仮説をありがとうございます。ではさっそくtomさんでピャピャーと実地調査しましょう(笑)
こよりがついてる、と自己申告してくる人は女性が多いように思うのですが、実際に採取できるのはおっさんというあたりに何か鍵があるのかもしれません。
さみしくなった毛髪を「せめてこよりで…」というおっさん同士のシンパシィかもしれませんね。
ビジュアルに変換できない物は理解できないという判定です。
でも、一応外に表現するときは日本語を駆使して翻訳します。
人間の想像を超える物はビジュアルでとらえられないので、人が理解できる物はすべてビジュアルで捉えられると考えております。でも高等数学で挫折しました。