とんとごぶさた、トンボです。
ワタクシ自身は先日ようやく峠を越えて楽になりましたが
友だちが骨折って看病に行ったり
仕事仲間がご家族の不幸で急きょピンチヒッターにいったりと
なんとなくまわりがザワザワしている感じです。
みなさまはお変わりないでしょうか。
ところで、ひきこもっているここ半年の間に
めっきり面白いスピニュースがなくなっちゃいましたね。
まあ何をもって面白いかというのは
大変主観的な問題ではありますが。
とりあえずスピブームが去ったというか
すっかり日常に定着した感じですかね。
スピ的な話題をふっても
誰も動じなくなりましたからね。
最近は給湯室なんかで
おいしいお店とか新しくできたショップとかと同レベルで
前世トークしたりしてますし?
そんななか、ひさしぶりに「おっ」と思ったのが
女性スピ雑誌「TRINITY」最新号。
奥菜恵の顔アップ、どーん。
「女の顔は運命の鏡」特集タイトル、どーん。
この雑誌、もともとサイズが大きいので
書店で見るとかなりのインパクトです。
しかも今、奥菜恵って。
その勝負感で、つい買ってしまいました。
スピ系の雑誌の文章って、
「天使のように純真無垢で」とか
「今を生きるマリアのように」とか
「ラクシュミーが降臨したかのように」とか
普段使わないようなドラマチックなフレーズが多いので
「ほおお〜へえええ〜なるほどそんな表現しますかあ〜」
と個人的に参考にさせていただいとります。
なにしろ以前、ベルばら関連本を手伝った時に
「もっとごてごてに!ドラマチックに!時空を超越して!」
と編集さんにさんざん指導されたんですが
「ワシにおフランスの風は吹きません」
とギブアップした人間です。アイニード修飾語。
それはともかく、
スピ雑誌のこってりした文章スタイルは
高尚というか、非現実感というか、自立感というか?
独特のイメージを作り出してますね。
スピと「安っぽさ」は無縁なので
雑誌もいい紙使ってますよね。
もちろん「平綴じ」ですよね。
雑誌の真ん中で針金留めしてある
「中綴じ」なんてもってのほかですよね。
スピ話って安くて軽い紙で印刷されると
とたんにうさん臭く見えるから不思議です。
大事な話をするのに、見た目は重要。
ちなみに海女んちゅさんはグラフィックデザイナーなので
一緒に歩いていると、駅貼りポスターやらフリーペーパーを
かたっぱしから触ってまわります。
指でサワサワしながら
「プリンスの○グラムだね」
とかつぶやきます。
ぱっと見、かなり変質者です。
編集者たるもの、紙質を触るのは当たり前田のクラッカーですよ。私もたいがいどんな紙なのか「手触り」で分かります。
普通だよ(笑)
編集者では常識でも、それは普通じゃないの(笑)
つうかひっそりわかるならいいんだけど、
いちいちポスター触ってフムフム言ってごらんよ。
たぶん人がみんな避けて歩くから。
とか言ってるくせに、高級感を出さないと
うさん臭く見える、という所が、
すでに、矛盾している、と思うんですが。。。
コメントありがとうございます〜。
そうですね、矛盾してるかもですね。
まあでも、見えないものだからこそ、
多少の演出が必要なのかなと個人的には思ってます。
目に見えないものを、目に見えないままで信じられる人はいいんでしょうけどね、
私のようなへそ曲がりは簡単には信じられないわけで(笑)
そういう人に向けてあれこれ工夫しているあたりが
私としては大変興味深いですよ。
誰がどう見たって人が入ってるのに
「ミッキーはミッキーです!世界に1匹しかいません!中に人なんか入ってません!」
て力説するでしょ。
みんな矛盾を含めて楽しむのです。