棚の半分がスピ本で埋め尽くされていて、がく然としました。
『世界のパワースポット』『前世療法』『イタコとオシラサマ』
『美輪明宏 しあわせの法則』『チャクラヒーリング』『うわさの神仏』…
やばいなあ、初めて来た人がこれ見たらイッちゃってると思うよなあ〜
早いとこ海女んちゅに流さないと男子呼べないっス!いやん
しかし、これだけ揃えても、ちっともスピ人になってないのはどうしたことか?
興味はあるのだ、もちろん。
仕事でこんながんばって本読んだりしないのに(それは間違ってるが)
読んでも読んでも言葉が上滑りして、直視していられないあの感じ。
ハマらないのがわかってるのに、また買ってしまうこのアンビバレンツ。。。
単なるこわいもの見たさだったりして?
そんなこんなで懲りずに先日また買ってしまいました。
「Sundari(スンダリ)」
「魂が歓喜するスピリチュアル・ヒーリングマガジン」だそうです。
トリニティといい、この手の雑誌はどうしてこう必要以上に大きく出るかね。
つうかスピ以前に松雪泰子の表紙にやられた、というのが正しい。
すごいインパクトです。全身きらんきらんの黄金です。
松雪泰子の金粉ショーです。
「美と富の女神・ラクシュミー(吉祥天)の化身」というテーマらしく
シルクのストールをまとって踊る松雪サンのグラビアは、
それはそれは神々しいほどに美しく、思わず柏手を打ってしまうのですが。
それにしても松雪サンってそんなスピな人だったっけ?
「『キリストのヨーガ』と『解脱の真理』を読んだら心が自由になった」とか
「ヴェーダレイキやフルフィルメント瞑想を学んでいた」とか
直球ど真ん中のドスピ発言を連発。なんかなあ〜ちょっと意外だなあ。
まあそれはいい。問題はその後ですよ。
「あなたの前世がわかる誌上セラピー」という特集があって
チャートにYES/NOで答えていくと、あなたの前世がわかるっていうんです。
どう考えても、よくある心理テストなんですが・・・
ワシ、ドイツの農民だそうです。
ベランダで野菜育ててますが何か?
しかし中世ヨーロッパのお姫様とか、平安貴族とか、アラブの王様とか
他はどれも雅な前世ばかりなのに、なぜドイツだけ農民?
ファーマーとか豪農とかじゃなくて、なぜ農民?
しかも、解説文によると
「野菜で言うとジャガイモ」、だそうです。
・・・なぜ680円払ってジャガイモに例えられなければならんのか・・・
こんなことならいっそ、ビールとかソーセージとかにしてほしかった・・・
なんかどうにも納得いかない気分のまま
後半に収録されている荻野目慶子と須藤元気のロングインタビュー
という世にもおそろしい記事を読むべきか、真剣に悩んでおります。