チャカチャン♪
あ〜の日あ〜の時あの場所でキミに会わなかったら〜
ぼく〜らはいつまでも〜見知らぬふたりの〜まま〜
というわけでナマステナマステ、トンボです。
40℃の砂漠から帰ってきたら、アホかというほど風邪をひきましてよ。
でもちょっと熱があるほうが邪念が消えてよろしくてよ。
というわけで、今回のインド旅は何から話しましょうかね。
まずは登場人物から。
今回の旅は、何を隠そう「女芸人4人旅」だったのです。
旅の言い出しっぺは、NYで宿をきりもりする「よこサー」。
世界中あちこちを旅してきた強者旅人であり、画家でもある彼女の
「インド行きまへん?」のひと言で集まったメンバーが・・・
馬の肖像画家で、馬の調教師でもある「すーさん」。
釣りバカ日誌のような響きだが、どこから見ても立派なアメリカ人である。
そして、世界をまたにかけるシンガーソングライター「とみじー」。
年齢不詳の名前だが、どこから見ても立派な最年少である。
そもそも、しょっぱなから不思議だったのだ。
というのもワシは一緒に旅する3人のことを、ほとんど全く知らなかったのである。
よこサーとは仕事がきっかけで知り合ったのだが、会ったのはわずか3回。
しかもほとんどが軽い挨拶程度で、プライベートな話はしなかったと思う。
なのに何を気に入ってくれたのか、ワシの書いた記事を読んで
「一緒にインドを旅しませんか?」最後に会った時、そう声をかけられた。
そんでこれがまた、我ながら今でも本当に不思議なのだが
「はい」と、これまた即答してしまったのだ。
とみじーについては、一緒に旅すると決まってから、初めて会った。
すーさんにいたっては、デリーで初めて会った。
お互いをほとんど知らないメンバーが、NY、ミシガン、東京、名古屋と
バラバラの空港からおのおのデリーをめざして集結したのだ。
これがスットンキョウでなくて何という?
しかも、相手はインドである。
飛行機は遅れるのが当たり前のインドである。
おまけに空港からホテルにぶじ到着するのが、(たぶん)世界一難しいデリーである。
旅行者の多くが、タクシーの運ちゃんに全く別の宿に連れていかれる
なんてなことが当たり前のように起きる、脅威のデリーである。
そんなインドの、そんなデリーで
顔も知らない相手と行ったことのないホテルで待ち合わせようというのである。
死ぬ気か!死ぬ気か!
とりあえずワシらはさまざまなパターンを考えて念入りにシミュレーションをし、
誰がどう転んでも、どうにか集まれるように打ち合わせて出発したのだが。
なんと、4人中2人の飛行機が定時に到着。
残りの2人はあろうことか、定時より早く到着。
全員が予定通り、何ごともなくホテルにたどりつけてしまった。
・・・ツイてる。
ありえないほどツイてる!
欧米に慣れてる人はピンとこないかもしれないが、
これはとんでもなくラッキーなのだ。
これはすごいぞ、面白い旅になりそうだぞ〜!
そんな予感をひしひしと感じるワシの隣で
「私たち、ソウルメイトなんですよ。たぶん前世は夫婦。ねー」
よこサーとすーさんが、笑って言った。
ん。んん。
そして翌日、よこサーの友達がやっているお店に出向いたところ、
「ナマステ、よこサー。君が来ることはわかっていたんだよ。
3日前にね、ふと君の写真を見たんだ。そしたら今日君が来た。
数時間前にも、君はもうここに来ていたよ。
エネルギーが先にここへ来ていたからね」
・・・ん。んんんんんん??
ワシが「とんスピ」を書いていることなど、もちろんみんなは知らない。
もちろんインドでスピ修行なんぞするつもりもない。
しかしですよお客さん、なんていうか日常会話が普通にスピなんですけども??
インドといえばアーユルベーダでしょお〜
テラスでミルクティでしょお〜砂漠でサファリでしょお〜
なんて妄想を働かせていたワシをよそに、
事態は思いもよらない方向へと流れていきつつあったのでした・・・
チャカチャン♪
【追記】
余談ですが、先日こんなニュースが載っていました。
ニューデリーで慶大生 行方不明に
私がインドに行く前から、インド好きのコミュや掲示板でご家族が情報を募っていました。
ニュースが出た時点では、彼はデリー空港に到着し、100ドルを両替したあと
行方がわからなくなっているようです。
おそらく空港からタクシーか何かで移動したんだと思われますが・・・
何があってもおかしくないインドですが、改めて冷や汗が出ました。
別の宿に連れていかれて、強引に観光ツアーを組まされるなどの話は聞きましたが・・・
これからインドを旅する方は、くれぐれも空港からのタクシーにはお気をつけください。
しかし、この話を書いた直後にこのニュース。
丹波さんに続き、なんかこわいくらいシンクロするなあ〜・・・